「クラウドサービス認定プログラム」2021年度(第8回)公募のご案内
一般社団法人クラウドサービス推進機構(以下CSPA)は、中小企業の経営を支える基盤として、良質なクラウドサービスのビジネス活用を推進する活動を進めてまいりました。
その中心的な事業が「クラウドサービス認定プログラム」です。2014年から7回実施し、これまでに47のクラウドサービスを認定いたしました。いずれのサービスも中小企業のIT活用、IT経営に適したものであるとして、様々な場を通じて、中小企業経営者のみならず、支援機関、支援専門家の皆さんに広く広報してまいりました。昨年に引き続き、新型コロナウイルスの感染がまだ続いている状況下にありますが、テレワークのみならず、ウィズコロナ、アフターコロナにおいては、間違いなくクラウドの活用は急拡大するものと期待されます。今こそ、仕掛け、準備する好機です。ぜひ、この機会を捉えて、積極的に応募いただきますよう、ご案内申し上げます。
多くの中小企業がテレワークの実施に向けリモート会議などの活用によって、クラウドを体験し、その価値も広く認識されています。まさしくピンチをチャンスに変える好機です。次の戦略、マーケティング活動として、認定プログラムの活用を強くお勧めいたします。
関連して2019年度より、総務省が主導する「全国中小企業クラウド実践大賞」の審査に深く関与いたしました。まさしく、クラウドツールを使い込み、工夫とカイゼンを実施している事例を発掘するお手伝いさせていただきました。素晴らしい事例に意を強くした次第です。
また、昨年度より特定非営利活動法人ITコーディネータ協会が主催する、「中小企業共通EDI認証制度」が開始され、当推進機構は事業全体を支援し、とりわけ、審査に当たっての基準つくりに本認定の蓄積が参照されました。様々な連携がクラウドサービスの認知度向上、価値増大に一役買っております。
現在、経済産業省が進めております「IT導入補助金-サービス等生産性向上IT導入支援事業-」においても、これまでに認定されたクラウドサービスが数多く登録され、第三者による評価、認証が大いに役立っております。
さらにビジネス向けソフトウェア・クラウドサービスのレビュープラットフォームITreview(アイティレビュー https://www.itreview.jp/ )を運営するアイティクラウド株式会社(本社:東京都港区)と連携し、認定後、速やかに登録を進めることで、ユーザーの使用評価・感想を、直接書き込めるようになりました。この連携を通じて、顧客満足度の高い製品を中小企業に提供するご支援をさせていただきます。
本認定プログラムはクラウドサービスの品質向上、販路拡大に役立つと確信しております。当プログラムの趣旨をご理解賜り、以下の要領をご参照のうえ、ぜひ応募いただきますようご案内申し上げます。
(写真:第7回「クラウドサービス認定プログラム」表彰式より)
公開サイト:https://www.smb-cloud.org/index.php/cloudservices/
【応募要領】
1.趣旨
クラウドは既に企業経営にとって欠かせない基盤として普及し、大きな経済効果が期待されています。しかし中小企業では、そのメリットや導入・活用に関わる情報、またそのサービスや支援が行き届いておらず、適切なクラウドサービスを選定する能力を持つ人材が不足しているため、効果的なクラウド活用がなかなか普及していないのが実情です。
本認定プログラムは、クラウドを活用したIT経営の促進を目指し、中小企業の経営者が安全にかつ安心して継続的に利用できるクラウドサービスであることを認定するプログラムです。クラウドサービスに精通した専門家が、中小企業の経営者の視点で中小企業のビジネス活用の要件を満たしているかについて確認いたします。
本認定プログラムに応募されることによって、「サービス認定ガイドライン」に基づくサービスの質の向上、中小企業ユーザーへの効果的な普及活動の啓発、大幅な認知度の向上が期待できます。
2.応募方法
下記webサイトより、「クラウドサービス認定審査に関する約款」、「クラウドサービス認定審査申請書」などの応募関係書類を入手いただき、申請書様式に必要事項を記載の上、所定の方法でご送付ください。
応募情報サイト: https://www.smb-cloud.org/
3.審査の流れ
送付されたクラウドサービス申請書類と所定の審査料お支払いの確認後、「サービス認定ガイドライン」に基づき、専門家(4.審査チーム)により公正・中立、客観的に審査いたします。
なお、今回の審査予定は、下記の通りです。
- 応募期間:2021年5月20日(木)~7月26日(月)
- 審査発表(予定):2021年10月中旬ごろ、メールにてご連絡いたします。認定されましたら、すみやかに認定料のお支払いなどの諸手続きをお願いいたします。
- 認定式(予定):2021年11月12日(金)10:00よりホテルメルパルク東京にて予定をしております。
4.審査チーム
審査を担当する審査員と、審査員の求めに応じて技術的、ビジネス的な視点から意見を述べるアドバイザーによって構成しています。
(審査員)
高島 利尚(TMI主宰、中小企業診断士、ITコーディネータ)
岡田 浩一(明治大学経営学部教授)
宮野 浩一(株式会社デジタルスフィア代表取締役社長)
栗山 敏 (ビジネス・ブレークスルー大学)
兼子 邦彦(CSPA特別研究員)
富田 良治(富田IT経営コンサルティング合同会社 代表社員)
(審査アドバイザー)
坂本 恒之(株式会社スマイルワークス代表取締役社長)
5.認定に係る費用
認定を受けるに際し、下記費用(消費税込み)のお支払いをお願いします。
(a)審査料金
- 一般:55,000円(会員:44,000円)/1サービス
(b)認定料金
- 一般:33,000円(会員:26,400円)/1サービス
(c)更新料金(2021年以降の認定更新料)
- 一般:22,000円(会員:17,600円)/1サービス・年
なお、「地球環境の保全に貢献」し、エコ社会を目指して企業間のペーパーレスを推進している「エコマート」の活動に協力し、クラウドサービスを利用した電子請求書を発行させていただきます。ご協力のほどお願いいたします。(https://www.ecomart.or.jp)
6.認定サービスの公表、広報
- 一般社団法人クラウドサービス推進機構のホームページに掲載
- 認定証の授与、認定盾、認定ロゴの授与
- メール配信による公表
- メディアへの公表
- 各種セミナー/イベントでの紹介の機会提供、および広報
7.クラウドサービス認定による期待効果
(1)認知度の向上
クラウドサービスの専門家による公正・中立的な審査を経て認定されたサービスは、強力なパブリシティとして高い認知効果が期待されます。また、本推進機構による様々な活動の場を通じて、費用対効果の高い広報活動、さらに、クラウドサービス推進機構の支援機関及び団体への訴求効果が期待できます。
(2)販路拡大
中小企業が安心して選定できるようになるため、生産性の高い販売活動を支援し、採用確率の向上、受注増大が期待できます。
(3)サービス品質の向上
サービス認定ガイドラインに準拠して改善することにより、クラウドサービスの一層の品質向上が期待できます。また、本推進機構の活動への参加を通じて中小企業者からの検討時、導入時における生の声を聞くことができ、さらなる品質向上の機会が期待されます。
8.協力機関
- 日本商工会議所
- 全国商工会連合会
- 全国中小企業団体中央会
- 独立行政法人 中小企業基盤整備機構
- 一般社団法人 日本情報システム・ユーザー協会(JUAS)
- 特定非営利活動法人 ITコーディネータ協会
- 一般社団法人 クラウド利用促進機構(CUPA)
- 一般財団法人 日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)
- 一般社団法人 情報サービス産業協会(JISA)
- 一般社団法人 経営情報学会 中小企業のIT経営研究部会
- 一般社団法人クラウド活用・地域ICT投資促進協議会(略称CLOUDIL)
- つなぐITコンソーシアム
9.協力メディア
- ビジネス+IT(SBクリエイティブ株式会社)
- BCNBizline・週刊BCN(株式会社BCN)
問い合わせ先
一般社団法人クラウドサービス推進機構 事務局
info@smb-cloud.org