第9回クラウドサービス認定式開催
2022年は厳選された2つのサービスが認定される
一般社団法人 クラウドサービス推進機構（CSPA）は、中小企業の経営を支える基盤として、良質なクラウドアプリケーションサービスのビジネス活用を推進するために、クラウドサービスを審査、認定する「クラウドサービス認定プログラム」を実施してまいりました。
このたび第9回を公募し、中小企業が安全に、また安心して持続的にビジネスで活用できるクラウドサービスの必要最低限の要件を定めた審査ガイドラインに沿って、厳正に審査し、その結果、2件のクラウドサービスを、審査基準に照らして適合と認定いたしました。
2022年11月4日、芝パークホテルにて、認定サービスの責任者、御来賓の皆さまなどが出席され、認定式を執り行い、有意義な意見交換を行いました。新型コロナ緊急事態宣言解除後の、経済成長に向け、中小企業にとって役立つ優れたクラウドサービスを認定できたことを、皆様とともに喜びたいと思います。
式典において、主催者であるクラウドサービス推進機構 理事長 松島 桂樹氏は、以下のように講評しました。「DXが大きく注目される中で、中小企業の収益力を高めることが不可欠であり、その目標に貢献できるクラウドサービスを認定できた。今回、認定されたサービスは、これまでのクラウドサービスを進化させる画期的なサービスであり、今後の普及が大いに期待される。企業経営の基礎、基盤となるよう支援していきたい」。
続いて、来賓の、ファクトリーサイエンス協会の播磨理事は「クラウドサービスが中小企業のDXへの中核となる」、また日本商工会議所の小松様は、「クラウドサービスの成長が中小企業の経営強化に資する。中小企業のデジタル活用のために、ユーザー視点に立ったクラウドサービス認定に注目していきたい」と述べていただきました。高島審査委員長は、「今回、選りすぐりのサービスを認定できたことは非常に喜ばしい。まだまだデジタル化が行き届いていない中小企業に、これらのサービスをぜひ届けたい」と講評しました。
その後、各社に認定証が授与されました。今回の認定によって、認定されたクラウドサービスは52件に達しました。クラウドサービス推進機構は、日本の中小企業に向けたこれらの優れたクラウドサービスを、さまざまな機会を通じて、中小企業や支援者に伝え、中小企業のクラウド活用を促進してまいります。
| 受賞社名 | 認定サービス名 |
| センターフィールド株式会社 | 連携革命！Link Revo |
| 株式会社ハートビーツ | 重要ファイル転送プラットフォーム Kozutumi |
【認定されたクラウドサービスの概要】
これまでクラウドサービス間は、手作業によるCSVデータなどでつなげることがほとんどであった。このサービスを使うことで、システムとシステムが相互連携でき、二度打ち、三度打ちの業務にかかっていた人的作業がなくなるとともに、システム管理人員がいなくても、ノンプログラミングで連携を設定することにより、企業が安心してサービス間を連携できる。システム系団体を通じて連携可能なツールを増やし、ユーザーが求めるニーズに対するクラウドサービスの厚みを増やすことで中小企業の需要喚起に貢献する。
重要ファイル転送プラットフォーム Kozutumi（株式会社ハートビーツ）
従来から問題視されてきたパスワード付きZIPファイルのメール添付から脱却し、不正アクセスなどへのリスクを減少させ、中小企業が安心してファイルを送受信できるようサポートし、メールの信頼度向上に大いに役立つ。さらに、ファイル転送サービス ✕ タイムスタンプ による全てのファイルの存在証明を自動生成することで、企業間の重要ファイルの送受信のやり取りに関する証左を残し、訴訟リスクに備える。また、損保会社によるサイバーセキュリティ保険を組み込み、ユーザーの損害の最小化を支援する。
【今後の公募予定】
第10回認定の公募を、2023年5月頃に予定しております。
以下のサイトに、「中小企業に役立つクラウドサービス」として、これまでの認定サービスが紹介されています。ご参照ください。
https://www.smb-cloud.org/cloudservices/
【主催者について】
■設立趣旨及び活動方針
クラウドアプリケーションサービスのビジネス活用を推進するとともに、日本経済の持続的な成長の礎となる中小規模事業者の経営改善／改革の促進を目指します。またその実施に係る関連組織・団体などと、幅広く緊密な連携を図り、顧客志向の実践的な活動を積極的に実施して参ります。そのため、情報配信、研修、ワークショップ、会誌発行、サービス品質認定などの事業を計画しております。
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