地域医療情報ネットワークに医用画像を共有する機能拡張をクラウドで実現

一般社団法人 阿波あいネットが、キヤノンITSの「医療ITクラウドサービス」を採用

キヤノンマーケティングジャパングループのキヤノンITソリューションズ株式会社(以下キヤノンITS)は、一般社団法人 阿波あいネット(以下阿波あいネット)が「医療ITクラウドサービス」を採用し、地域医療情報ネットワークに医用画像を共有する機能拡張を実現したことをお知らせします。

医用画像共有基盤概要図

超高齢社会である日本にとって、医療を量と質の両面から強化していくことは重要な社会課題です。その実現にはさまざまなアプローチがあり、徳島県が推進している取り組みの1つが地域医療連携の高度化です。
阿波あいネットは、徳島県内の医療機関をネットワークで結び、住民、患者の医療介護情報のうち病名や検査結果、薬の内容、処置内容といったカルテ情報などを電子的に保存して共有化するサービスを提供しています。

地域医療連携の高度化への対応として阿波あいネットが取り組んだのが、医療機関間で共有する情報の種類の拡大です。拡大する情報は、より正確な症状把握に有用なレントゲンやCT、MRI検査などやPACS(医療用画像管理システム)で管理している医用画像で、容量の大きい画像データを円滑に扱うため、クラウドを通じて共有するシステムの構築を計画しました。

クラウドを医療に利用する際には、厚生労働省/経済産業省/総務省が作成した『3省2ガイドライン』を遵守する必要があるため、そのガイドラインに精通したキヤノンITSがシステムベンダーに採用され、設計/構築/運用を担っています。今回の機能拡張におけるクラウドサービスは、アマゾン ウェブ サービス(以下、AWS)を選定し稼働を開始しており、すでに参加医療機関や患者から高い評価を得ています。

阿波あいネットは、キヤノンITソリューションズとのパートナーシップを強化しながら、徳島県の医療の向上に取り組んでいく考えです。キヤノンITSは、「医療ITクラウドサービス」において設計/開発/継続的な運用支援を提供し、今後も多くの医療機関や患者が安心して情報共有を行える基盤を提供して参ります。

●阿波あいネットの事例詳細は下記よりご覧いただけます 。
 https://www.canon-its.co.jp/case/detail/cloud_aws09.html/

■アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社からのエンドースメント
私たちAWSジャパンは、AWSアドバンストティアサービスパートナーであるキヤノンITSによる「医療ITクラウドサービス」提供事例の公開を歓迎いたします。この度の事例のように、「医療ITクラウドサービス」を活用し、各種ガイドラインに準拠した安全・安心なシステムの開発運用を通じて、日本の医療に携わるお客様事業の効率化と変革を更に推進されることを期待しております。

アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社
執行役員 パブリックセクター パートナーアライアンス 大場 章弘

 ※アマゾン ウェブ サービス、AWSは、米国および/またはその他の諸国における、Amazon.com, Inc. またはその関連会社の商標です。

出典:PRTimes 一般社団法人 阿波あいネットが、キヤノンITSの「医療ITクラウドサービス」を採用 地域医療情報ネットワークに医用画像を共有する機能拡張をクラウドで実現