設備データと画像を連携し、生産現場の改善をサポート

ウイングアーク１ｓｔ株式会社（以下ウイングアーク１ｓｔ）と東芝ライテック株式会社（以下 東芝ライテック）は、生産状況の見える化システムにおいて、ウイングアーク１ｓｔのBI（ビジネス・インテリジェンス）ダッシュボード「MotionBoard（モーションボード）」と、東芝ライテックのクラウドAI画像解析サービス「ViewLED Solution（ビューレッド ソリューション）」を連携させた新たなサービスの提供を6月20日（火）から開始します。

製造現場にも豊富な導入実績を有する「MotionBoard」は、製造現場で発生する様々なデータを可視化することに優れており、「ViewLED Solution」は、カメラ付きLED照明ViewLED（ビューレッド）で撮影した画像を長期録画保存やAI画像解析するクラウドサービスを展開しています。
東芝ライテック 鹿沼工場では、いずれのサービスも活用し、生産効率改善に向け推進しています。その中で設備データと画像とを紐づける活用案が生まれ、この度両社のシステム連携が実現しました。
これにより、「MotionBoard」上の設備データだけでなく、カメラ付きLED照明から撮影した明るく鮮明な俯瞰画像や「ViewLED Solution」による画像解析の結果などを照らし合わせて確認することができます。

■サービスの特長

１．設備関連のデータと画像取得データを連携し要因の抽出を容易にします
設備データの変化点において、「MotionBoard」上から紐づく画像データを呼び出し、確認することができます。ViewLEDによる明るく鮮明な俯瞰画像にて周辺状況を把握し、さらに近傍のViewLEDで詳細状況を把握することで、阻害要因の抽出を容易にします。

２．「MotionBoard」上の設備異常を画像で確認でき、原因究明・工程復帰をサポート
「MotionBoard」上の設備異常を示すデータとカメラ画像が紐づくことで、阻害要因を早期に特定できるようになります。例えば、設備が停止した際の設備データに紐づく画像データを確認することで、設備状況を迅速に把握し、復旧対応の時間短縮が図れ、生産効率の改善に繋げることができます。
また異常状態を示すグラフなどをクリックすることで、異常時の画像を表示するUI（ユーザーインターフェース）を用意し、より直観的に状況把握しやすくしています。

「MotionBoard」と「ViewLED Solution」の連携により、設備データとその画像データを連携させ、UIを「MotionBoard」上に表示することで、要因の抽出を容易にし、稼働率向上や歩留まり改善などに貢献します。

■各種サービスのご紹介

●「MotionBoard」について
製造現場のさまざまなデータを価値ある情報に変えて、直感的な操作性でリアルタイムに状況を把握でき、IoT活用にも対応可能なダッシュボードです。製造業はもとより多種多様な業界、業種にわたり3,100社以上の豊富な導入実績があり、お客さまの課題解決に貢献できるソリューションです。

●クラウドAI画像解析サービス「ViewLED Solution」について
カメラ付きLED照明ViewLED（ビューレッド）で撮影した画像は長期録画保存やAI画像解析サービスが利用いただけます。撮ったデータを活用することで、安全管理や現場改善効果，経済的効果を高めることが期待できます。
・侵入検知では「人」の出入りを検知し、レポート化
・人流分析では「人」を認識し、軌跡描画で見える化
・作業分析では「手」の位置と動きを検知し、作業を数値化・レポート化
・長期録画保存、遠隔監視

出典：ウイングアーク１ｓｔ株式会社「MotionBoard」と東芝ライテック株式会社「ViewLED Solution」が連携