2023年度「クラウドサービス認定プログラム」、新たに認定されたクラウドサービスを公開
一般社団法人 クラウドサービス推進機構(CSPA)は、中小企業の経営を支える基盤として、良質なクラウドアプリケーションサービスのビジネス活用を推進するために、クラウドサービスを審査、認定する「クラウドサービス認定プログラム」を運営してきました。今年度、第10回の公募を実施し、2023年7月24日に締め切りました。中小企業が安全に、また安心して持続的にビジネスで活用できるために不可欠となる要件を定めた審査ガイドラインに沿って、厳正に審査いたしました。
その結果、下記2件のクラウドサービスが審査基準に照らして、適合と認められましたので、公表いたします。これにより、認定されたサービスは54件になりました。いずれも中小企業の経営に有効なクラウドサービスと評価されました。これらが中小企業の経営革新(DX)に寄与し、デジタル社会を創生する重要な役割を果たすことが大いに期待されます。
一般社団法人 クラウドサービス推進機構は、この認定されたサービスが広く活用されることで、中小企業の経営を強化するものと、引き続き支援に努めてまいりたいと存じます。
※個別の取材はinfo@smb-cloud.org まで、お申し付けください。
※このリリースに関しては、https://www.smb-cloud.org をご参照願います。
―記―
【認定されたクラウドサービス】
社名 | サービス名 |
株式会社ジャンガ・テック | 人事労務JANGA「SURUPAs」 |
株式会社テクノア I-OTA合同会社 | プラッとものづくり |
【認定されたクラウドサービスの概要】
人事労務JANGA「SURUPAs」(株式会社ジャンガ・テック)
入社手続、勤怠管理、給与明細、年末調整など人事・労務に係る各種サービスを必要に応じて選別、活用できるクラウド型人事労務システム。
中小企業が、人事労務に係る諸業務において、個別に必要とするサービスを適宜導入し、サービス間の連携も容易に行え、各種機能、価格も明示され、問合せ対応も用意されている。中小企業にとって、導入しやすいサービスと言える。
ものづくりの相談をしたい相談者と、ものづくりの依頼を受けたいグループをクラウドサービス上でつないでいくマッチングサービス。
中小製造業が、自社の資源だけでは対応しにくいときの依頼先の探索、相談をサポートするサービス、互いの強みを活かしながら新たなモノづくりを行っていくときの種々の情報交換などを容易に行うことが出来る。
迅速な受注対応、新商品の開発などを行っていく上で、中小企業同士の連携が求められている今、時代の流れに即した面白いサービスと言える。
【審査基準およびサービス認定ガイドライン】
中小企業が安全に、また安心して持続的にビジネスで活用できるクラウドサービスの最低限必要な要件を整理したガイドラインを公開しています。
審査に際しては、次の7つの視点から、クラウドサービスを評価いたします。
- 経営の視点
- 運用の視点
- SLAの視点
- 技術の視点
- 取引条件の整備状況
- サービス体制
- その他、経営基盤、人材、実績など
今回の認定において、次のような視点からクラウドサービスの推進を図ることの重要性を再認識しました。
- 小規模事業者もその時々の必要性に応じて個別業務ごとにサービスを選定・活用できるクラウドサービスを提供できる。
- 個々の業務の効率化に係る「業務アプリサービス」ではなく、経営全体をみての経営課題解決に係るサービスに着眼されたサービスが登場してきた。
- 今まで以上に多様な課題を持つ中小企業のデジタル化に向けて、よりきめ細かな視点から導入しやすさに留意する必要がある。
【認定式】
2023年11月2日(木)10:15より、芝パークホテルにて認定式を執り行います。
【今後の予定】
来年度の公募を、2024年4月に予定しております。
【主催】
一般社団法人 クラウドサービス推進機構(CSPA)
【問合せ先】
当事業及び当リリース内容に関して、また個別の取材については、以下にお問い合わせ願います。
info@smb-cloud.org