【CSPAれたあ】中小企業で活用できるAIツール「NotebookLM」の試作

CSPA特別研究員の松島がレポートします。

生成AIの登場以来、AI活用への関心が高まっています。特にCSPAでは、中小企業向けの活用可能性に注目しています。安価であり、専門家でなくてもすぐに使えるツールが増えています。

「自分でも使えそうな」ツールを探していましたが、最近Googleに追加されたNotebookLMを見つけ、アカウントさえあれば無料(NotebookLMの無料プランでは、基本的な機能を無料で利用できますが、いくつかの制限があります)で使えることを知りました。

NotebookLM(ノートブックLM)は、Googleが開発したAIベースのドキュメントツールで、対話型AIがアップロードされたノート、PDF、Google Docsなどを学習し、質問に答えたり、要約を作成したりします。

私も早速、2つ試作してみました。

AI松島研究室

私が執筆した論文や雑誌投稿をアップしました。

「DXへの投資をどう評価すればよいか」と質問すると、以下のように回答します。

「DXへの投資評価は、その効果が曖昧で不確実であるため、従来の費用対効果(ROI)算出方法では非常に難しいとされています。DX投資の採算性評価が難しい理由は、長期的かつ波及的な効果があるためです。また、不確実性や恣意性が高いため、効果の算定には多くの前提や仮定が必要とされます。」

この詳細は以下のリンクからご覧いただけます:
https://notebooklm.google.com/notebook/80c3afa9-444f-403e-9c10-1aea5e3b7648

もう1つは、中小企業支援に関する情報を提供するためのものです。

ソフトピアジャパンAI情報室

すべて公開されている情報をアップしました。

例えば、「岐阜県の中小企業でのAI活用事例を紹介してください」と質問すると、以下のように回答します。

「岐阜県内の中小企業におけるAI活用事例は多岐にわたり、生産性向上や業務効率化、人手不足の解消、新たな価値創出に貢献しています。公益財団法人ソフトピアジャパンは、岐阜県デジタル・トランスフォーメーション推進計画に基づき、県内企業のDX推進・支援に取り組んでおり、特にAI活用を中小企業の経営改革の重要なテーマと位置づけています。以下に具体的なAI活用事例をご紹介します。」
(事例が続きます)

この詳細は以下のリンクからご覧いただけます:
https://notebooklm.google.com/notebook/c3ee02da-48ba-4977-8fa7-f0d93cad3e01

さらに、このツールでは、音声解説のスタジオで、漫才風の対話形式で解説してくれます。中小企業が自社の業務でどうAIを活用できるかについて考察するのに適したツールだと思いました。

ぜひ、上記のリンクにアクセスし、自社のノートブックを作成してみてください。